奄美大島の「奄美つきあげ」

揚げ物ですが、白身魚のすり身や、野菜の栄養素が、 表面を揚げることで、中身に閉じ込められ、時間がたっても酸化しにくいという利点もあります。

見た目と違い、各原材料に含まれる栄養素、組み合わせはとても優秀で、奄美の健康・長寿食材の一つかも知れません。

◆さつまあげのルーツ？「奄美つきあげ」
かまぼこやはんぺんとは異なり、すり身を蒸さずにそのまま揚げるのが特徴です。

魚のすり身に、ごぼう、にんじん、玉ねぎ、ニラなど野菜を使った、油で揚げる練り物です。
そのまま食べたり、炒め物や和え物、おでんなどの煮ものにして食べられています。

（琉球王朝時代に魚肉のすり身に野菜をまぜてで作る「チキアギ」という揚げ物料理があり、
この料理が薩摩に伝わったのが「つけあげ」の発祥といわれ、鹿児島県でよく食されていることから、
「さつまあげ」呼ばれるようになったという一説があります。）

◆長寿の島「奄美」で昔から食べられている「実は健康食」
健康ブーム、ダイエットブームで、炭水化物や揚げ物を避けている方もいると思います。
ところが「つきあげ」は、揚げ物なのに健康食品で長寿食品なのです。

★カロテンは、油と一緒に摂取することで吸収率が上がるので、
★加熱することによって、「トリスルフィド」という成分に変化し、中性脂肪やコレステロール値を下げる効果がアップ
★玉ねぎ＋人参の組み合わせ
人参に含まれるビタミンＡと一緒に摂る事で、紫外線から肌を守る効果がアップして美肌を保ちます。また、肥満防止効果にも期待できます。

「夏バテしやすい季節」にも「風邪をひきやすい時期」にも年中通して
ドロドロの血液をサラサラにし、胃腸の働きを助け、血糖値・中性脂肪・コレステロール値を下げ、免疫力を上げてくれる働きも。健康・ダイエット・アンチエイジングにとても役に立つ効果が期待出来る食材といえるでしょう。